柏洋通信
2016.05.27
柏洋通信Vol.09
【5/27 FABEX2016に行ってきました。】
4月13日、ビッグサイトで始まったThe World Food And Beverage Great Expo 2016(略してFABEX)に行ってきました。私は開催初日の午後に行ったのですが、受け付けは長蛇の列。人々の関心の高さに驚かされました。FABEXは主にスーパー、コンビニ、外食産業を対象とし、食品・スイーツ・飲料から機械、設備まで網羅される、正に食のプロたちに向けた見本市です。規模としては3月に開催されたFOODEXには劣りますが、その性格上食の次のトレンドが色濃く出ており、我々のような関連する業界にも非常に参考になります。
さて、昨年の今頃一世を風靡したココナッツオイルですが、今年は輸入品、国産品を問わず一切目にすることがありませんでした。 オリーブオイルと胡麻油は出展されていたものの、食用油ブームの終焉は確かのようです。 それに代わるヒット商品が中々見いだせない中、当社にとっても業界にとっても厳しい状況が予想されます。
FABEXでは同時に幾つかの見本市が併催されています。今回はハラールマーケットフェアとカフェ・ベーカリーフェアに注目しました。ハラールとはイスラム教で「許されている」という意味。イスラム教徒の人たちは、イスラムの教えに則って適切に処理された食品(ハラール認証された食品)しか食べることができません。 急増するイスラム圏からの観光客や、世界で16億人に達するマーケットをターゲットに、日本の食品メーカーも続々と参入しています。
カフェ向けのスイーツやパン類、そうした食品を提供する機器も目につきました。スターバックスに代表されるシアトル系カフェは、今や日本でもすっかりお馴染みなりましたが、 既に次のサードウェーブのうねりが日本にも入ってきています。
ハラールやサードウェーブの流れが、今後ガラスびんの需要にどのような影響を与えるかはまだ分かりませんが、容器メーカーとして関心を持って見守りたいと思います。
七島 徹