柏洋通信

2021.01.26

柏洋通信VOL120

「熔解技術向上プロジェクト」をリモートで開催しました。

 1月20日、東京を含む11の都府県に緊急事態宣言が発令されている中、「熔解技術向上プロジェクト」を東京の本社と二本松工場をZoomで結び、リモートで開催しました。前回の緊急事態宣言の際には全国が対象とされ、また講師の先生を東京からお招きしていることもあって、4月、5月の開催は見送らざるを得ませんでした。今回は感染拡大が前回を上回る状況下とはいえ、日々の生産に直結する熔解技術の向上を停滞させる訳にはいかないと判断し、リモート会議の形式で実行に移しました。

◆お互いの顔を見ながら会議ができるだけでは物足りない。距離を忘れて議論が白熱するリモート会議を目指します。

 新型コロナの感染収束が一向に見えてこない中で、当社でも必要に迫られZoomを使っての会議や商談、打ち合わせが徐々に増えてきました。当初は通信環境の整備も進んでおらず、会議の途中で画面が乱れたり、音声が途切れたりすることが多々あり、満足な意見交換ができない状況も見られました。そもそも私を含め参加する人間の中に、リモート会議に対する懐疑的な思いがあったことも事実です。それでも回を重ねることで意識も確実に変化し、通信機器や環境のさらなる改善もあって、今では大人数での会議も違和感なくこなせるようになってきました。それでも、外部の講師を交えてのプロジェクトは、事前に配布された資料に基づき討議し、アドバイスを受けるだけではありません。むしろその場でホワイトボードに走り書きした略図や簡単な絵を前にして、メンバー全員が喧々諤々、ああでもないこうでもないと議論を戦わせることの方が大きな意味を持つと考えています。そうしたことが、リモートでも無理なく行えるのかが懸念されるところです。

 今回のプロジェクトを終えて、とりあえず大きなトラブルなく終えることができた一方で、どうしても余所行きの議論に終始しがちで、望むべき談論風発までには至らなかったというのが正直な感想です。それには新たな機材への投資はもちろんですが、それとともに相対での会議とは異なるリモート会議特有のノウハウを、もっともっと蓄積する必要があるのだと感じました。いずれにしても、コロナ禍に関係なくこれからリモート会議の重要性は高まるばかりです。2月には外部から講師を招いて新たなプロジェクトがスタートします。どのような状況下にあっても活動を停滞させることのないよう、柏洋らしいリモート会議にブラッシュアップし、技術の向上に努めていきます。

代表取締役社長
七島 徹

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