柏洋通信

2019年11月

2019.11.22

柏洋通信VOL105

16回目の色替を実施しました。

◆今回の色替は前回と比べ良好とはいえ、さらにスムーズな生産立ち上げに向け、細かな修正点も見えてきました。

 10月28日から31日の日程で、16回目の色替を実施しました。今回は中4日での茶から透明への転換となりました。15回目に比べ1日短縮しての色替ということで、段階的に茶から透明へと原料の比率を変えて投入する色替バッチの回数に変更はありませんが、投入する間隔を狭め、最終バッチを投入する時間を早めています。同様に最終バッチのカレット比率に変更はありませんが、従来3段階に分けて徐々に増やしていたカレットの量を、今回は2段階で増量してスピードアップを図りました。

 またブースターの投入に関しては、色替期間中のみならず、生産再開後も一定期間継続し、茶素地が僅かでも残らないよう配慮しています。

 予定通り11月1日の9時より順次生産を開始。スタート当初は色調が社内規定を外れていたものの、まもなく良品の範囲内に収まりました。その他の比重、アルカリ溶出量、ガラス組成は、生産再開に合わせて社外の公的機関で測定し、いずれもゴーサインが出ています。翌2日には全てのラインで生産再開に漕ぎつけました。

 色替が終了し生産がある程度落ち着いてきた11月18日、社外から専門家を招いて今回の色替の検証と評価を行いました。

 今回の色替では色替バッチを投入する際、ある連続するバッチを定められた時間をおかず、ほぼ同時に投入するというミスが発生しました。それでも大量の気泡の発生など見られず、概ね計画通りに推移したと考えています。

 生産再開直後は気泡やその他色替が起因すると思われる欠点が現れ、大きく生産を落とす場面も見られましたが、前回の茶から透明への色替(第14回 5月10日から13日)と比較すると、気泡の発生も抑えられ、ガラス素地の状態は良好との評価が下されました。詳細についてはさらに検討を加え、次回の色替に活かしていきます。

代表取締役社長
七島 徹

2019.11.11

柏洋通信VOL104

Good Design Store Tokyoを覗いてきました。

◆当社のガラスびんがグッドデザイン賞受賞に一役買っていると思うと、うれしさもひとしおです。

◆オシャレな店舗が目白押しの「KITTE」の中でも、一際注目を集めるのがGood Design Store Tokyoです。

 Good Design Store Tokyoについては、以前柏洋通信でも紹介したことがあるので、覚えている方も多いでしょう。その店舗は東京駅丸の内南口を出た正面、旧東京中央郵便局の跡地に建設された商業施設「KITTE」の3階にあります。

 歴代のグッドデザイン賞の受賞作品を集めたセレクトショップと言ったら、イメージしやすいのではないでしょうか。私も度々足を運び、使い勝手の良さと洗練されたデザインが見事に調和した品々に、魅了されている一人です。

 

 ただ単に受賞した商品を並べるのではなく、時宜を得た企画と見せ方に粋を凝らしたディスプレイが魅力です。内外のブランドショップが軒を連ねる「KITTE」の中にあっても、取り分けセンスの良さが光る空間です。

 さて、10月2日から25日までの日程で、東京ミッドタウンを会場に「私の選んだ一品」展が開催されました。この企画は2019年度グッドデザイン賞の審査員たちが、過去の受賞作品の中から自身のお気に入りの一品(逸品?)を紹介したものです。

 未だ多くのファンから熱狂的に支持されるあのバイクから、現在も当り前のように使われているポリタンクなどなど、変化の激しい時代の波をくぐり抜け、今も多くの人々を魅了して止まない品々が集まりました。

 今回私が訪れたのは、この企画と連動した「私の選んだ一品」”My Favorite Design”(10/3~11/10開催)で、東京ミッドタウンで紹介された選りすぐりの受賞作品の中から、現在も購入して持ち帰ることのできる商品を集めたイベントです。

 改めてデザインの持つ普遍的な力に驚かされます。食品部門では当社のガラスびんに入った商品に出会えたことも、うれしいサプライズでした。

代表取締役社長
七島 徹

カレンダー

«11月»
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30