柏洋通信
2019年02月
2019.02.03
柏洋通信VOL86
今年も節分祭に参加しました。
当社のお客様が主催する節分祭に、今年も参加してきました。毎年素晴らしいゲストをお迎えするのですが、今年はテレビや映画でお馴染みの女優の杏さんです。双子のベビーにも恵まれ、今や3人のお子さんを持つママさん女優。間近でお目にかかるのはもちろん初めてですが、飾らない性格とすてきな笑顔に、思わず見惚れてしまいました。
さて、当日はその日のために特別にしつらえた櫓の上から、「鬼は外」「福は内」と、精一杯心を込めて豆やお菓子を撒かせていただきました。今回は平成最後の節分とあって、常連の方たちとは過去を振り返る話題が多かったのは自然のことでしょう。平成に対する思いは人それぞれ、バブル期の高揚感を懐かしむ人も、その後のバブル崩壊から失われた20年を、強烈な記憶として持ち続けている人もいるでしょう。時代の流れは人の思いも変化されるもの。それでも願い事といえば、やはり無病息災、商売繁盛、そして世界平和は欠かせません。時代の流れと言えば、今年は恵方巻きへの風当たりが大変強くなりました。元々関西の風習であったものが、この5.6年で急速に全国に波及し、それに伴い売れ残りを廃棄する量もうなぎ上りに増えました。テレビで連日のように大量に廃棄する映像が流れたものですから、恵方巻きに罪はなくとも批判が沸騰するのもうなずけます。「イケイケドンドン」のバブル期ならいざ知らず、バブル崩壊後の失われた20年を経て、日本人が本来持っていた「もったいない」の心が復活してきたことは、今の時代感覚を如実に反映してのことなのだと思います。
節分には諸説あるようですが、季節の変わり目に生じると言われる邪気(鬼)を追い払うための行事で、特に立春の前日の2月3日に行われるものを指すそうです。今年は亥年とあって、災害や事故の多い年だとする記事を度々目にします。一方政治や経済に目を向けると、国内のみならず世界レベルで大きな影響が出そうなビッグイベントが控えています。いずれにせよ、「鬼は外」「福は内」と神様にお願いしつつも、我々は自身で地道に結果を求めていかなければならないのは当然のこと。とにもかくにも、公私ともども充実した年にしなければと、心新たにした一日でした。
七島 徹
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