柏洋通信
2018.12.04
柏洋通信VOL82
12回目の色替えが終了しました。
10月26日から30日の日程で12回目の色替えを(茶⇒透明)実施しました。ヨーロッパ視察の報告が思いのほか長くなり、タイミングを逸してしまいましたが、現在順調に透明びんの生産を続けています。今回もこれまでの色替えと大きく変わるところはありませんが、吹製を停止する直前の生産量が90㌧を超え、比較的多かったことから、段階的に投入する色替え原料の投入時間を調整しました。また前回の色替えでは、溶解炉のスロート付近の温度が想定より20度程度高めとなりましたが、それが気泡の発生に繋がった考えられることから、今回は温度の上昇に合わせて早めにアクションを起こし、温度管理により慎重を期しました。結果として生産再開後、一時的に気泡が多発する事態が起きたものの、短期間で収束し大きな問題にはなりませんでした。色替えから1カ月を経た現在、ガラス素地は良い状態を維持できていると考えています。
代表取締役社長
七島 徹
七島 徹