柏洋通信
2017年07月
2017.07.07
柏洋通信Vol.50
【グッドデザインストアに行ってきました。】(7/7)
「グッドデザイン賞」と聞くと、皆さんはどのようことを思い浮かべるでしょうか。
流行の最先端を行くクールなデザイン。
とにかくとんがったデザインでかっこいい。
いやいや、かっこばかりでなく、使い勝手も良くて、長く愛用できるもの。
でも、自宅のリビングに置くとちょっと浮いちゃうかも。
人によって様々なイメージがあるのでは。
一方で、「今年のグッドデザイン賞に選ばれました」と、テレビや雑誌で目にすることは多いのですが、 我々の目や手に直接触れる機会は、意外と少ないと思いませんか。
少なくとも、私にとっての「グッドデザイン賞」は、そんなちょっと非日常な存在でした。
安心してください。そんな非日常に毎日出会える場所があったのです。
たまたまある業務支援ソフトのセミナーを受けるため、東京駅の丸の内南口前のKitte(切手)を訪れた時のことです。
Kitteと言えば、日本郵政が初めて手掛けた商業施設として有名ですね。
最先端のショップやレストラン街と、オフィスを擁する高層ビルであることは、皆さんもよくご存じのことだと思います。
私たち世代は旧東京中央郵便局の特徴のある局舎の印象が強かっただけに、それら一部を残しつつ、 超近代的な姿に生まれ変わったのには度肝を抜かれました。
丸の内の新しいランドマークとして、Kitteそのものが「グッドデザイン」と言っても良いのではないでしょうか。
さて、Kitteの商業施設は6階まで巨大な吹き抜けになっています。
つい最近オープンしたGINZA6も同様の造りで、非常にぜいたくな空間の使い方ですね。
階下を見下ろしながらエスカレータで3階まで上がったところ、目に飛び込んできたのがそのスペースでした。
その名も「グッドデザインストア」です。
出会いは全くの偶然でした。白を基調とした洗練されたディスプレーから目が離せません。聞けば今年の4月28日にオープンしたばかりとのこと。
ショップのコンセプトはずばり「グッドデザイン賞が考える『よいデザイン』に囲まれた暮らしを提案するお店」です(http://gdst.nohara-inc.co.jp/より)。
過去に遡って受賞作品が展示されており、見て、触れて、体験して、しかも購入できるとあれば、「グッドデザイン賞」が一気に身近なものになります。
商品は4つのコンセプトに分けてディスプレーされています。
入口正面のFront Gardenには、最新の受賞作品やデザイナーによる企画ものが置かれ、アイキャッチの役割を果たしています。
その他Living Room、Dining Room、Hobby Roomと、生活のシチュエーションに応じて商品が展示されています。
単に商品を並べるのではなく、受賞作品を日常生活の中で疑似体験できる展示方法が新鮮でした。
何より驚いたのは、Dining Roomのコーナーで、当社のガラスびんを使った商品を目にしたことです。
受賞にはもちろん中身の素晴らしさが前提であることは言うまでもありません。とはいえ、ラベルとガラスびんのデザインが、中身と三位一体で評価されることも事実です。
思わぬところで当社の製品に出会うことができ、喜びもひとしおでした。
七島 徹
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