柏洋通信

2022.06.27

柏洋通信VOL131

ISO 14001:2015の更新審査が終了しました。

 2022年6月22日から24日の日程で、ISO 14001:2015の更新審査が行われ、無事終了しました。初日は9時から本社と工場をWEB会議で結び、オープニングミーティングを実施。その後本社と工場に分かれて審査がスタートしました。私は本社のトップバッターとしてトップマネジメントインタビューを受け、業界動向を含む当社を取り巻く環境や自社の抱える問題点について、認証機関の審査員と共有しました。結果として今回も改善指摘事項は発見されず、マネジメントシステムについて更新の推薦を受けることができました。正式に更新が認められるのは、今回の審査内容が認証機関の理事会で承認されてからにはなるものの、事務局を始めとする関係者の達成感に満ちた表情を見ると、社長としても充実した気持ちになりました。

 もっとも今回改善指摘事項が発見されなかったとはいえ、決して100点満点というわけではありません。当社の取り組みの中で二つのグッドポイントが示されたことは、大いに評価してよいと思いますが、まだまだ「改善の余地あり」というのが偽らざるところです。幾つか気になる所見がありました。その中でも特に気になったのが、総合所見に記された「事業方針に沿って目標設定や課題取り組みを展開しているものの、施策や得られた成果の分析・評価をして継続的に改善を推進するところに弱さが認められます。」のくだりでした。こうした指摘は、各部門の具体的な取り組みの中にも見られました。要は形式としてのPDCAは回してはいるのですが、C(評価・分析)の掘り下げが足りないために、肝心かなめのA(改善)が中途半端で終わってしまい、満足いく結果が得られない状況が続いていると言えます。正に我々が日々感じているフラストレーションの原因がここにあるのだと、ずばり指摘を受けたと認識しました。私が常日頃から言っているように、「とことん、しつこく、あきらめず」取り組み続けなければ、望むべき結果は得られないのだと改めて思うところです。私は各部門が現在取り組んでいる内容そのものに、間違いはないと確信しています。だからこそ、限られた時間と資源を有効に活用し、目標とする結果を確実に得るためには、全員が今回の指摘を真摯に受け止めなければならないと痛感した次第です。

 3日間に渡って審査が行われ、最終日のクロージングミーティングで所見が示されました。

代表取締役社長
七島 徹

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